特集ページ

福岡空港

【福岡の空の玄関・福岡空港】

福岡は日本の首都・東京から約1,000km離れていますので、移動手段は飛行機が主流になっています。新幹線もN700系の登場で5時間少々で移動できますが、飛行機だと約2時間で到着します。羽田~福岡便は、羽田~新千歳便に次ぐ日本で2番目のドル箱路線であり、年間820万人の方々が利用しています。実は福岡空港は市街地に近接していることから深夜便の設定がなく、羽田発の最終便が20時00分と早く終わってしまうことがネックとされています。首位を狙うのは難しそうですね。

【違う意味で日本一忙しい空港】

利用客では東京~新千歳便に劣りますが、実は福岡空港は日本で3番目に飛行機の発着数が多い空港なのです。ちなみに、1位は東京羽田、2位は東京成田です。当然、空港の利用客は東京羽田が一番多く、日本の空港の3割以上を占め、名実ともに「忙しい空港」とされています。

しかし、福岡空港は「違う意味」で日本一忙しい空港と言われています。その理由は滑走路の数です。東京羽田は滑走路が4本、東京成田は滑走路が2本ですが、福岡空港はたった1本です。年間17万回の発着回数をほこり、滑走路1本あたりの離着陸回数は当然ながら全国1位、世界中でも上位に君臨する「違う意味で忙しい空港」、それが福岡空港なのです。ちなみに、福岡空港の飛行機の発着数はすでに飽和状態と言われており、2024年を目処に滑走路を2本に増やすことが決定しています。

【日本で一番便利な空港】

福岡空港は日本で一番便利な空港と言われています。その理由は「市街地に近い」ことです。福岡空港には福岡市地下鉄空港線が乗り入れており、鉄道の玄関・博多まで2駅5分、商業の中心・天神まで5駅11分で到着します。天神までの距離はわずか5kmであり、市街地までストレスなく通うことができます。地下鉄は日中、7.5分に1本間隔で発車していますので、待ち時間も気になりません。まさに「日本一便利な空港」であると言えます。

【元々は航空基地からの転用、空港新設の話も】

福岡空港の起源は、1944年に旧日本陸軍が建設した席田(むしろだ)飛行場です。戦後、米軍により接収され板付基地となり拡張されることになります。その後、1951年から旅客営業を開始、1972年に米軍より返還され「第二種空港」として供用を開始し、現在に至ります。実は、福岡空港の敷地のおよそ3分の1は民有地とされ、現在でも多額の借地料を支払っているという現状もあり、過密な運用状況と相まって、21世紀初頭に「空港を市街地から1時間ほど離れた会場に移設する」という話もあがりました。折しも関西国際空港や中部国際空港が相次いでオープンした時期ということもあり、また神戸空港や新北九州空港など、海上空港の開設もあった時期でその気運も高まりつつありましたが、最終的には現在の空港を拡張するという形で決着しました。これには「市街地に近い利便性が保たれる」という賛成意見、「近隣住民の騒音問題が解決しない」という反対意見など、賛否両論であり、またこの先10~20年後には、拡張した福岡空港でも飽和状態になるという調査報告もあり、今後も移転問題が再燃する可能性はあるようです。

【福岡市(博多駅)から3時間で行ける場所】

福岡から羽田まで2時間の空の旅です。つまり、待ち時間や羽田からの移動を考慮しても、3時間弱もあれば充分に福岡から東京まで移動することができます。この3時間という時間、福岡からいろんな場所に行くことができます。

空の便では、福岡空港から同じ2時間で那覇、2時間15分で新千歳まで行くことができます。さらに、ソウル(仁川)まで1時間30分、上海まで1時間45分で行くこともでき、まさに福岡は国際的にも空の玄関口としての役割を担っています。
新幹線で3時間以内であれば、鹿児島は約半分の時間で楽々到着します。東へは京都まで約2時間45分ですので、大阪などの関西へは新幹線の需要も高いです。在来線の特急では、長崎や大分まで約2時間で到着します。高速道路を使っての車移動であれば、休憩時間も考慮して4時間もあれば東は広島、南は宮崎・鹿児島に到着します。福岡市は九州の玄関として、アジアへの玄関としてのハブ機能を有した、西日本屈指の大都市なのです。

この記事が気に入ったら いいね!しよう

特集ページ一覧へ

ページトップ